よく晴れた今日、震災後初めて閖上に家族で行ってきました。
写真は、今週再開される朝市の場所から、サイクリング場があった海辺を撮ったもの。
ここによく遊びに来たものです。ここで子供たちは、自転車の練習をして乗れるようになりました。
そういえば、釜焼きのピザ屋さんがあって、食べたことも。
道路が封鎖されていたので遠目で見たのですが、松林もまばら、何も残ってないようです。
一面建物の土台を残すだけの閖上。中学校には献花台があって、ボランティアの方が花の水を取りかえていました。すぐそばにメモリアル施設としてプレハブがあり、閖上中から撮した津波の映像をみました。
瓦礫はもうありませんが、家財そのまま、窓が破れ、何かが風ではためいている家、あの時のまま止まった時計。
そこから、冒険広場のあった方へ。
何も残っていない路を走りました。
さらに中野小学校へ。
もう解体が進んでいましたが、付近の住宅は被災したままが多かったです。
こんなもんじゃなかったよと、仕事で当初に来た夫は話しています。
亘理の荒浜は見ましたが、身近だったのに市内の沿岸地区に今頃やっと訪れたのでした。
とても怖くて行く気持ちになれませんでした。
自分の精神状態が保てるか自信もなかったし。
娘はやはり怖いのか車から降りようとしませんでした。無理強いはできないのでそのままにしておきました。
あちこちに慰霊の碑や家族が自宅跡にお供えした花、子供が亡くなったのかこいのぼりが飾ってあったり…
うまく言葉が出ませんが、わたしはここから車で30分ほどの所にいて、不自由なく暮らしているのです。
本当にすぐそこに津波被害の地区がある。
忘れていた訳ではないけれど、見ないできたのです…