朝,親から電話が来てチベット展を見に行こうということに。
あんまり積極的に観ようという気はなかったのですが,最初から最後までおもしろくて
じっくり観てきました。(おもしろいというのは,失礼かな)
仏像のイメージからは,想像できなかった色っぽさというんでしょうか。
美しいものばかりで,見とれました。
また,未だによくは分かりませんが,密教というのは口伝えに伝承されるものと書いて
ありました。口伝えってすごくないですか?
とにかく,大らかと言えば大らか。厳しいと言えば厳しい。(どっちなんだ…)
従わない人々を怒りで制する,導くという趣旨の解説もありましたから,厳しいのでしょう。
でも…衝撃的だったのは,父母仏立像(ぶもぶつりゅうぞう)の数点です。
見るのが恥ずかしかったのですが,あれこれどうなっているのかしら…と結局はまじまじと。
爺がこれは現地では見えないように服でかくされてるんだろう,このまま見るものじゃない
のでは。と話してましたが,隠せばもっと良からぬイメージがふくらみそう(笑)
これを見ると,すご~く大らかなんじゃないかと思いますねえ~。
仏教でも愛?が崇高なものなのかな。
おみくじのように自分の守り神を引いて,展示品の中から現物を見るというものがあって
親たちは2人で緑ターラー,苦しみから救ってくれるという守り神でした。
わたしが引いたのは,恐ろしげな勝利の女神ペルデンラモという神さまでしたよ。
人の首や手足のついた生皮を敷いたラバに乗って,ドクロ杯を持ち足元は殺した悪の血の
湖というすご~く強そうな…。
ちょっと見方がひねていて失礼だったなあと反省もしていますが,とにかく見ごたえ十分。
チベットと中国のことなどいろいろと考えるところもあり一度観ておくのは損はしないかと。
ただし,平日日中にして混んでます。駐車場に入れるのもぎりぎりセーフなぐらいでした。
豊齢手帳を持つ人と一緒に行くと,1人は介護人として同じ割引き(半額)で入れますよ~。
要介護ではないけど…。